【酵素摂取】酵素を効率良く摂取、もとい、増やす（作る）方法

こんにちは、ミカです！

今回は酵素の摂取方法、というよりも、体内酵素の増やし方について解説していきたいと思います。

[st-kaiwa3]え？摂取じゃ意味ないの？[/st-kaiwa3]

[st-kaiwa1]実は酵素は体外から口に入れたとしても、その酵素が体内で働くことはないんだよ！だから、酵素を効率良く摂取したいのであれば、体内の酵素を増やす方向に力を入れたほうが得策ってわけです。[/st-kaiwa1]

では、早速解説していきましょう！それではどうぞ！

酵素を簡単に解説

潜在酵素と食物酵素

酵素の種類は大きく分けると、『潜在酵素』と『食物酵素』があります。

簡単に言うと、『潜在酵素』は体内にある酵素で、『食物酵素』は食物内にある酵素ですね。中でも、『潜在酵素』についてはさらに２つに分けられて、『消化酵素』と『代謝酵素』として、それぞれ違う役割を持っています。

今回の主役である『消化酵素』と『代謝酵素』は、体内にある『潜在酵素』の一種であり、それぞれが人間の体内になくてはならない存在です。息を吸う、病気を自然に治す、身体を動かす、まだまだ他にもたくさん例はありますが、これらはすべて『潜在酵素（消化酵素、代謝酵素）』が関わっています。しかしながら、そんな人体になくてはならない『潜在酵素（消化酵素、代謝酵素）』ですが、体外から補うことができません。つまり、『食物酵素』は『潜在酵素』になりえないというわけです。

したがって、『潜在酵素（消化酵素、代謝酵素）』は体内になくてはならない存在である上に、その生成は体内環境によって左右されるという、まさに人体の寿命そのものを具現化した物質であるというわけです。

潜在酵素は体外から補給できない

人体の寿命にも関わってくる潜在酵素ですが、先の説明の通り、体外から酵素を口に入れたとしても、その酵素は体内で活躍することはありません。

なぜかというと、それは酵素がタンパク質の一種であるということが深く関係しています。タンパク質の一種である酵素は、口から体内に入ったとして、タンパク質を消化する酵素であるプロテアーゼによってアミノ酸に分解されてしまいます。どんな酵素も、体内に入ってしまえば『わーいタンパク質だ！』と認識されてしまうのです。『仲間だー！』とはならないのが不思議ですね（笑）

[st-kaiwa3]じゃあ、食物酵素って結局体内にとっては意味がないというわけ？[/st-kaiwa3]

[st-kaiwa1]意味がないとまでは言わないけど、食物酵素を摂ったからといって体内への酵素補給にはならないっていうことははっきりしてるね！[/st-kaiwa1]

もちろん、だからと言って食物酵素を取らなくてもいい！という考え方は基本的にNOで、食物酵素は食物酵素で『体内酵素（潜在酵素）を増やしやすくする』という役目もきちんと持っているのです。

潜在酵素を増やす方法

体内酵素が活動しやすい環境を作る

食物酵素が体内で活躍できないのであれば、体内にある潜在酵素がより良く活動できる環境を整備してあげる必要性があります。

どんなに優れた部下でも、上司がパワハラだったり社内環境が劣悪だったりすれば、たちまち部下は鬱になって倒れてしまいます。要は酵素社会も人間社会と同じなのです。

体内の胃腸などの消化器官が消化しやすい適度な食事を心がけたり（暇にならない程度の仕事量）、胃腸の中を適度にデトックスしたり（溜まっていた仕事を片付ける）、胃腸が元気に働けるよう善玉菌を増やしたり（社内表彰やボーナスなどの名誉・金）、これだけでも潜在酵素は『働きやすい胃腸（会社）だなー！』と、ルンルン気分で酵素を効率良く使ってくれることでしょう。

そうすれば、働きやすい職場には自然と人が集まるように、活動しやすい胃腸には自然と酵素が増えるのです。

消化酵素の負担を減らす

潜在酵素には代謝酵素と消化酵素がありますが、実は体内で潜在酵素を出す際に、代謝酵素と消化酵素がそれぞれが同じ量排出されるというわけではありません。まず優先されるのが消化酵素で、消化酵素を出す必要がなくなってくると代謝酵素の排出が優先されます。

そこで私が潜在酵素を増やす案として提案するのが、消化酵素の負担を減らすということ。

代謝酵素は、体内に入ってきた栄養素を各細胞に届ける役割や、体内に溜まった不要物（毒素）を排出する役割などを持ち、体内での様々な物質の運搬に深く関わる酵素です。このように代謝酵素の働きは人体の生命に関わってくる大切なもの。ですので、代謝酵素の働きを邪魔しないためにも、先に優先されて分泌される消化酵素の負担を減らすことが大切です。

このように、無駄な消化酵素を使うことを防ぐことは、結果的に潜在酵素を増やすことになります。

今からできる！潜在酵素を増やす具体案５選！

よく噛んで食べる

「一口30回以上噛んで食べましょう」

よく親や学校から聞かされてきたフレーズです。健康の秘訣ですよね！

実際この考え方は、酵素を増やす方法としても非常に有効な方法なのです。

人間の唾液にはデンプンを分解するアミラーゼという消化酵素が含まれており、アミラーゼの含まれている唾液の分泌は咀嚼によって促進されます。ゆえに、咀嚼回数を多くするということは、結果的に消化酵素であるアミラーゼも多く分泌することとなり、潜在酵素を増やすことにもつながります。また、咀嚼することで、食物が唾液を乗り越えた後の胃液や膵液などでの消化酵素による分解がやりやすくなるという嬉しい働きもあります。

[st-kaiwa3]でもでも、消化酵素が多く分泌されることは負担になるんじゃない？[/st-kaiwa3]

[st-kaiwa1]確かに消化酵素が多く分泌されることは負担になるよ。だけど、咀嚼が十分にされないまま胃液や膵液にまで食物が到達したら、そこでの分解に無駄な消化酵素が大量に投入されてしまうんだ。[/st-kaiwa1]

消化酵素にも様々な種類があって、それらは１種類につき１つの物質しか分解できません。例えば、唾液にはデンプンを分解するアミラーゼ、胃液にはタンパク質を分解するプロテアーゼ、膵液には脂肪を分解するリパーゼが含まれています。そして、アミラーゼはデンプン以外の物質を分解できません。これは他の酵素も同じです。アミラーゼがタンパク質を分解できないように、プロテアーゼもデンプンを分解できません。

[st-kaiwa1]もし咀嚼回数が足りなくてデンプンが胃液に到達したら？プロテアーゼはデンプンを分解できないのだから、わざわざ余分にアミラーゼを胃液に呼び寄せなくちゃいけなくなるよね？それってさ、休日出勤並みに無駄な仕事なんだよ。[/st-kaiwa1]

したがって、適材適所で効率良く消化酵素を働かせることが、無駄な消化酵素を使うことを防ぐことになり、結果的に潜在酵素を増やすことになります。

保存料や添加物を避ける

『保存料や添加物、そして砂糖と油』

これらはすべて消化酵素を無駄遣いしてしまう調味料たちです。ですので、できるだけ無添加のものを食べるか、味付けの薄いものを食べるよう心がけましょう！

しかしながら、私たちの生活は『保存料や添加物、そして砂糖と油』の入った食物に満ちています。ですので、すべてを除去できるとは到底思えませんよね。そこで私がオススメするのは、３日間以上のファスティングです。ファスティングとは固形物を一切とらず液体物の栄養のみで生活をする断食法で、ダイエット法としても人気です。

ファスティング期間中は『保存料や添加物、そして砂糖と油』とはほぼ無縁となります。１ヶ月に３日程度ファスティングの期間を設けることは、結果的に消化酵素の無駄遣いをする機会を３日失うことになります。普段『保存料や添加物、そして砂糖と油』にまみれている人ほど、この機会は重要でしょう。

ぜひとも『保存料や添加物、そして砂糖と油』を避ける生活を行って、消化酵素を休ませてあげてくださいね。

発酵食品を摂取する

発酵食品には善玉菌が多く含まれています。この善玉菌こそが『体内にある潜在酵素がより良く活動できる環境』を作り出します。

[st-kaiwa1]善玉菌と同時に水溶性食物繊維やオリゴ糖を摂取すると、善玉菌がより活性化して最高の環境を作り出すよ！[/st-kaiwa1]

『体内にある潜在酵素がより良く活動できる環境』とは、善玉菌＞悪玉菌といった状態の腸内環境のことを指します。なので、悪玉菌をいかにして弱らせるかが、善玉菌に取っても潜在酵素にとっても重要なポイントとなります。ですので、善玉菌が豊富に含まれている発酵食品は、それそのものが直接的に善玉菌を増やすきっかけになり、善玉菌＞悪玉菌といった状態の腸内環境を作り出し、潜在酵素を活性化させる＝潜在酵素が増えるという好循環を生み出します。

というわけで、味噌・納豆・キムチ・ヨーグルトなどなど、積極的に食べましょうね！（だけど、添加物は避けてくださいね汗）

腸内環境を整える

酵素は腸内細菌と腸（の細胞）が協力してできるものだと言われています。なので、『体内にある潜在酵素がより良く活動できる環境』に腸内環境の良さが重要視されています。

先ほども発酵食品を摂取しましょうと言いましたが、あれは腸内環境を整えるのに必要なことだからと言っても過言ではありません。なぜなら、腸内環境を整えることはすなわち、善玉菌＞悪玉菌といった状態の腸内環境を作ることだからです。

したがって、腸内環境を整えることは、善玉菌＞悪玉菌といった状態の腸内環境を作り、善玉菌が増え、潜在酵素を活性化させる＝潜在酵素が増えるということにつながります。

もちろん腸内環境を整えることは、酵素のみならず、美容・健康を追求するのに効果的なアプローチになります。腸内環境は日々の生活を見直せばすぐに良くなるそうなので、まず手始めに美容・健康を追求するのにうってつけですよ！

バランスの良い食生活を心がける

結局のところこれです。

• 生野菜や果物は食物酵素が多いので、潜在酵素をサポートするので食べましょう。
• 肉や魚はタンパク質なので、潜在酵素の元となるので食べましょう。
• 発酵食品は潜在酵素の大好きな善玉菌を増やすので食べましょう。

などなど。結局のところは上記の食材を中心にバランスよく食事をすることが、潜在酵素を増やすことにつながるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回酵素を効率良く摂取する方法として、体内酵素を増やすという方法をご紹介しました。『食物酵素』は『潜在酵素』の代わりにはなりえないからですよね。なので、もしあなたが『潜在酵素』を大切にしたいという気持ちを持つのであれば、先ほど紹介した『潜在酵素を増やす具体案』を実践してみてください。もちろん、なぜ潜在酵素が増えるのかということを意識して、です。

『なぜ潜在酵素が増えるのか』を意識をするか否かで、その効果の出方は全然違うものになるでしょう。人にはイメージやマインドというものがあります。砂糖を薬だと言って飲ませれば、次の日に病気が治ってしまう人もいます。そういったこともあり、どのようにして潜在酵素が増えるのかを意識することは、結果的に体内酵素にもイメージ・マインドから働きかけることとなるでしょう。

ぜひとも、体内の『潜在酵素』を意識して、『潜在酵素を増やす具体案』を実践してみてくださいね！

以下、今回の記事のまとめに入らさせていただきます。

• 食物酵素は潜在酵素の代わりにはならないため、潜在酵素を増やすことが結果的に酵素の効率の良い摂取方法となる。
• 潜在酵素を増やすには、腸内環境の整備と消化酵素の節約が要である。
• 消化酵素の節約には、添加物などの除去とよく噛んで食べることが有効である。
• 腸内環境の設備には、善玉菌を増やす（発酵食品などを摂取する）ことが有効である。
• 結局のところ、一番いいのはバランスの良い食事！

以上です。最後までお付き合いいただきありがとうございました！