こんにちは、ミカです!
今回は以前書いたpHの話と一緒に読んでいただきたいORP(酸化還元単位)についてまとめたいと思います。
[st-kaiwa1]ちょっと難しい内容だけど、最後までついてきてくださいね![/st-kaiwa1]
[st-kaiwa3](ごめんお姉ちゃん、もうついていけない気がするよ)[/st-kaiwa3]
正直何言ってるのこの人とか思ってしまうかもしれません。これはもう完全に私の趣味・興味です。ですが、この記事をあなたが読むことで『なぜ私が水素水を推すのか』『人間にとって本当に身体にいい水とは何か』が理論上わかります。
本当は水素水に躍らせれているなんて滑稽だ!!と言いたかったんですけどね。
あくまで理論上の話ではあるので、正直臨床実験が未だ足らない現状だとなんとも言えないです。ですが、様々な研究者の論文と私の推論が正しければ、水素水は人体にとって『おいしい水』であると言えるのです。この『おいしい水』というのは、味や嗜好といったものではありません。人体が好む水、つまり身体の体液に近しい水であるという意味なのです。
では、なぜ私がそう考えたのか、今回の話では『ORP(酸化還元単位)』を軸にお話しさせていただきます。
ORP(酸化還元単位)とは
ORP(酸化還元単位)とは、簡単に言えば水中に含まれるマイナス電子(e-)の量を数値化したものです。水中のマイナス電子(e-)の量が多ければ多いほど抗酸化力(還元力)が強く(ORP値はーとなる)、少ないほど酸化力が強い(ORP値は+となる)とされています。
マイナス電子(e-)というだけあって、単位がマイナスであるということに注意です。なので、マイナス電子(e-)が多いほどORP値はーとなります。
例 −1+(−1)=−2
例えば、水素が水素イオンとなる反応式は、H²→2H++2e-。つまり、水素分子(H²)自体に2つのマイナス電子(e-)が含まれているということですよね。つまり、水素分子(H²)はイオン化することでマイナス電子(e-)を放出=ORP値が低くなる=還元力が高いとなります。
[st-kaiwa3]ごめんお姉ちゃんもうわかんない。そもそも何でマイナス電子(e-)を放出=ORP値が低くなる=還元力が高い、てことになるのかさっぱりだよ。[/st-kaiwa3]
水素分子にはマイナス電子(e-)が最初から含まれています。ということは、水中に含まれる水素分子が多ければ多いほど、マイナス電子(e-)も必然と多くなります。そのため、ORP値(水中に含まれるマイナス電子(e-)の量)はーとなります。
[st-kaiwa1]ORP値がマイナスになるのは、単に水中のマイナス電子(e-)が増えたからってことだよ![/st-kaiwa1]
そして、マイナス電子(e-)を含む水素分子(H²)自体は、主に酸化された物質と反応し、マイナス電子(e-)をその酸化された物質に与える力があります。水素分子(H²)と酸化された物質が反応すると、その物質は酸化力を中和され、中性となります。(マイナス電子(e-)は酸化力のあるプラス電子と反応するため)
この中和力こそが抗酸化力(還元力)です。
[st-kaiwa1]つまり、マイナス電子(e-)を含む水素分子(H²)が多くなれば、自然と抗酸化力(還元力)が強くなるということです![/st-kaiwa1]
[st-kaiwa3]ということは、水中に含まれるマイナス電子(e-)の量が酸化還元力に大きく関わるって解釈でいいかな?[/st-kaiwa3]
その理解で大丈夫です。なので、水素分子(H²)自体が多くなる水素豊富水(水素水)は水素分子(H²)を中性の水に注入しているわけですから、普通の水よりはORP(酸化還元単位)はーを示します。また、水に含まれるミネラル(ナトリウムやカルシウムなど)が多くなってもORP(酸化還元単位)はーになります。これも水素分子と同じで、ナトリウムはNa→Na++e-、カルシウムはCa→Ca²++2e-というイオン反応式を持つため、マイナス電子(e-)を水中に増やすからです。つまり、ORP(酸化還元単位)が低いからといって、水素分子(H²)が豊富ということにはなりません。
[st-kaiwa3]じゃあ、水素水じゃなくてもミネラルが豊富な水を飲めばORP(酸化還元単位)も低くなるしいいんじゃないの?[/st-kaiwa3]
ミネラルが豊富になるということは、水のpHがアルカリ性に傾き始めます。人間は体内に入ってきた水分を体液として使うために中性にする働きがあり、アルカリ性の水を飲むということは、身体がアルカリ性から中性の水にするためにさまざまな負担を生じさせます。胃酸過多などの胃腸への問題がない限りは、日常的なアルカリ性の水分補給はお勧めできません。
pHとORPの関係は比例関係
出典:“生体水”について”
ここで上図を見てください。上図は体液と水のORP-pH関係を表したものです。体液である血漿、羊水、唾液、尿などはだいたい赤い楕円の中の数値を示しています。現在、この範囲のお水を生体水と仮定し、人工的に生体水を作り出す研究が日夜行われています。そして、その利用価値は高く、『身体に負担のない良いもの』として身体に関わる様々なもの(飲料水や化粧品など)での活用を期待されています。
そして、ここからがこの記事の本題です。上図の●をご覧ください。●については、純水に酸またはアルカリを加えたものとなっていますが、この表を見る限り、●はある一定のライン上にいることがわかります。つまり、pHがアルカリに近づけばORPはマイナスになるといった比例関係が存在することを示しています。そのラインは水であれば一定なので、2種類の水素水を比べたければ、ORP値とpH値がわかれば、2種類の水素水のどちらがより還元力があるかがわかるということです。
同じ水溶液内でのpHの移動は一定の規則がありますが、違う種類の水溶液(水道水とミネラルウォーターは違いますよね)であれば、中性時のORP値の数値が変わり、それぞれの水溶液のグラフは平行状態になります(成分である水は同じ=傾きは一定)。例えば、水道水は塩素などの酸化力の高いものが含まれるため、純水よりもORP値が高くなります。ミネラルウォーターは殺菌方法やミネラル類によってまちまち。水素水は水と水素でできているため、水の成分にもよりますが水素分子の還元力が高いため純水よりもORP値が低くなる傾向です。
[st-kaiwa3]あ、またわかんなくなってきた。[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa1]ここは図の方がわかりやすそうなので、私が書きます![/st-kaiwa1]
同じORP値だけどpH値が違う水素水。どっちを選ぶ?
図2
ちょっとわかりにくいかもしれませんが我慢してください(笑)2つの水素水を比べるための図を描きました。2つとも水素水として売り出されています。
一方は水に水素ガスを注入させたれっきとした水素水(水素水A)、もう一方はアルカリが強めな還元水素水(水の電気分解によって水素を発生させた水)(水素水B)とします。条件としては、両方とも原水は同じ浄水器の水(純水に近い)、ORP値も同じとします。原水が同じであるため、図のように水素水Aと水素水Bは平行線状態で交わることはありません。また、先ほども言いましたが、人間は体内に入ってきた水分を体液として使うために中性にする働きがあります。ですので、図の黄色の矢印のように、2つの水素水は体内で中性(pH=7.0)に近づきます。
するとどうでしょう。2つの水素水は原水もORP値も同じなのに、最終的な体内でのORP値は水素水Aの方が低くなります(還元力が高い)。
これならば、ORP値が同じとはいえ水素水Bよりも水素水Aの方が還元力を求めるならば買いですよね。ですので、水素水(及び水素水生成器)を購入する際は、見せかけのORP値に騙されず、きちんとpH値の事も考慮して購入することを私は勧めます。
では、同じ水素濃度、同じ原水だとどうなるのか
図3
再び見にくい図の登場です(笑)今度は同じ水素濃度で同じ原水、でもpHが違う。そんな同じライン上で動く2つの水素水を比べてみましょう。この場合は、最終的には2つとも体内で同じORP値として働きます。ならどっちでもいいじゃないと思うかもしれませんが、実は少し違います。
なんと、この水素水Cは水素水としてだけでなく、アルカリ食品としての効果も期待できるのです。
アルカリ食品とは、尿をアルカリ性にする食品のことです。アルカリ食品が体内に入ると、体内のpHがアルカリ性に傾かないよう、余分なアルカリ成分を尿に放出し体外に排出させる働きが起きます。この状態をアルカローシスと言います。アルカローシス状態となると、体内の水素イオンが欠乏します。
すると体内ではどうなるでしょう?
水素イオンの欠乏状態を改善するために、水素分子から水素イオンがどんどん作られます。それはつまりH²→2H++2e-、マイナス電子(e-)が体内に放出されるということです!つまり、水素水自体の体内でのORP値は同じでも、水素水Cの方が水素イオンがより多く発生しやすくなるため、還元作用が強くなります。
[st-kaiwa3]同じORP値なら中性に近い水を選ぶ。同じ水素濃度であればアルカリ性の方がアルカリ食品としても併用できる。というわけか![/st-kaiwa3]
[st-kaiwa1]あと、基本的にはORP値が同じでアルカリ性が強いものは水素濃度が低いから、水素水を購入する際は水素濃度に着目すればいいよ![/st-kaiwa1]
[st-kaiwa3]水素濃度が高いほど、0.84(定数項部分)よりも数値が低くなるからだね!![/st-kaiwa3]
[st-kaiwa1](妹よ・・・わかってくれてありがとう)[/st-kaiwa1]
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タイトルについてですが、水素水と還元水素水の決定的違いというのは、水素濃度とORP-pH関係にあります。還元水素水は水素水という名前が付いているものの、一般的に水素濃度は低いです。そして、ORP値が低いのも還元水素水はアルカリ性になっているからORP値が低いだけで、実際には中性に近い水素水の方が、最終的な体内ORP値が低くなります。これは水素水AとBで示しましたね。つまり、水素水AとBの図は水素水と還元水素水の違いを示していたということです。
また、冒頭で 『なぜ私が水素水を推すのか』『人間にとって本当に身体にいい水とは何か』が理論上わかります。 と書きましたが、ごめんなさい、この記事だけではわからなかったかと思います。以下に簡単な答えは書かせていただきましたが、これもまた生体水に関して深く述べられていないためチンプンカンプンでしょう。ですので、次回にこの話の続きとして生体水に関することを書こうと思っています。その記事と今回の記事を合わせて、答えを出したいと思います。ですので、そちらもどうか(難しいですが)読んでください。
私の答え
『なぜ私が水素水を推すのか』‥水素水は純水よりもORP値が低く、生体水の範囲の水となる可能性が高いからです。
『人間にとって本当に身体にいい水とは何か』‥生体水のことです。なぜかというと、体液に近い水は消化段階の負担が少ないためです。
正直言ってここまでの話を私の文章力と図力で理解できたあなたは、物分かりのいい優秀な方だと思います。わからないことだらけかと思いますので、もう少し補足説明が欲しい方は遠慮なく問い合わせより連絡をください。また頑張って図書きます(笑)
では、まとめに入ります。
- ORP(酸化還元電位)とは、水中に含まれるマイナス電子(e-)の量を数値化したもの。多ければ還元力が強い。
- pHとORPは比例関係にあり、同じORPでもアルカリ性だと最終的な体内でのORP値は高くなる(還元力が弱くなる)。
- 傾きが同じ(水素濃度が同じ)ならば、アルカリ性の方がアルカリ食品の役目を果たすためお得(還元力がより強くなる)。
- ただし、アルカリ性を中性に戻す働きは身体に負担がかかるため、常用の飲料水としては上はオススメしない。あくまで食品です。
- 常用の水としては中性に近い水素濃度の高い水素水、食品としてはアルカリ性の水素濃度の高い水素水がベスト。
以上です。是非とも参考にしてくださいね。
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